ざんねんな かみさま八百万辞典

日本の神様カードを用いて、ざんねんな神様解説&神様からのメッセージ

菊理媛神(くくりひめのかみ)のざんねん解説

菊理媛神(くくりひめのかみ)

 

古事記:登場せず

日本書紀:登場せず

 

え?登場しないの??

 

 

ククリヒメは

日本書紀の「一書」に登場します。

 

一書っていうのは

「別の説」を集めたものです。

 

日本書紀は「神話集」ではなく

立ち位置は歴史書です。

 

 

歴史書なのですが

 

昔の事なので、いろんな説があります。

その節の中の1つとして・・・

 

という紹介です。

 

 

じゃあ有名じゃないの?というと

そんなことなくて

超メジャーな神様です。

 

 

f:id:kudop:20170610111347j:plain

 

 

ミステリアスな女神

 

【原文】

 及其与妹相闘於泉平坂也、伊奘諾尊曰、始為族悲、及思哀者、是吾之怯矣。

 時泉守道者白云、有言矣。曰、吾与汝已生国矣。奈何更求生乎。吾則当留此国、不可共去。

 是時、菊理媛神亦有白事。伊奘諾尊聞而善之。乃散去矣。

 

【解釈文】

 その妻(=伊弉冉尊)と泉平坂(よもつひらさか)で相争うとき、伊奘諾尊が言われるのに、「私が始め悲しみ慕ったのは、私が弱かったからだ」と。

 このとき泉守道者(よもつちもりびと)が申し上げていうのに、「伊弉冉尊からのお言葉があります。『私はあなたと、すでに国を生みました。なぜにこの上、生むことを求めるのでしょうか。私はこの国に留まりますので、ご一緒には還れません』とおっしゃっております」と。

 このとき菊理媛神が、申し上げられることがあった。伊奘諾尊はこれをお聞きになり、ほめられた。そして、その場を去られた。

菊理媛神 - Wikipedia

 

こんな感じで書かれています。

 

 

このとき菊理媛神が、申し上げられることがあった。

伊奘諾尊はこれをお聞きになり、ほめられた。

 

 

ククリヒメの説明って

この一文だけなんです。

 

 

 

 

夫婦喧嘩の仲裁をした

 

 

という記録が残っているのが

唯一その存在の手掛かりという

なんともミステリアスな女神です。

 

 

白山比咩大神

 

ククリヒメの別名は

白山比咩大神

 

www.shirayama.or.jp

 

白山比咩神社は、全国三千余社の白山神社総本宮であり、加賀の国の一ノ宮として篤い崇敬を受け、「白山さん」と呼ばれて親しまれています。

 

石川、福井、岐阜の3県にわたり高くそびえる白山は、古くから霊山信仰の聖地として仰がれてきました。ふもとに暮らす人々や遥かに秀麗な山容を望む平野部の人々にとって、白山は聖域であり、生活に不可欠な“命の水”を供給してくれる神々の座でした。

やがて山への信仰は、登拝という形に変化し、山頂に至る登山道が開かれました。加賀(石川県)の登拝の拠点として御鎮座二千百年を越える当社は、霊峰白山を御神体とする全国白山神社総本宮です。

白山信仰と白山比咩神社 | 白山比咩神社 | 石川県

 

白山という山そのものが信仰の対象で

そのご祭神として

ククリヒメが祀られています。

 

 

山岳信仰というのは

どちらかというと仏教要素が強く

 

仏教の修行道の修練の場であり

明治以前は

比叡山延暦寺の系列のお寺でした。

 

 

 

その当時は

白山大権現、白山妙理権現

呼ばれていました。

 

 

 

その名残で

 

曹洞宗大本山永平寺においても一年に一度雲水(修行僧)による白山登山が行われ白山頂上において法要が行われている。また登山とはいうが、登山口より頂上まで雲水スタイルで修行僧が走り抜ける姿は一般の登山客を驚かせている。

白山権現 - Wikipedia

 

 

神様だけれど

十一面観音菩薩としての顔も持つ

ククリヒメなのでした。

 

 

関連する神様

 

黄泉平坂で夫婦喧嘩を繰り広げ

ククリヒメに仲裁されました。

 

 

zannennaikimono.hatenablog.com

 

 

zannennaikimono.hatenablog.com